三田米の使用をアピールする三田市の「給食だより」
三田米の使用をアピールする三田市の「給食だより」

 全国的な「コメ不足」が、三田市の学校給食にも影を落としている。市内の幼稚園や小中学校などの給食で長年提供されてきた地元産の「三田米」が不足し、市は早ければ今年秋にも、一時的に県内の他市町産のコメに切り替えるという。新米が入る冬以降は三田米に戻る予定だが、市教育委員会学校給食課は「(切り替えは)過去に聞いたことがない」とする。(山本 晃)

■市教委「過去に聞いたことがない」 全国の供給不足背景か

 市教委が以前発行した資料「三田市の学校給食」によると、三田米の提供が始まったのは1992年度から。現在は週5日のうち4日が米飯で、いずれも「どんとこい」という品種が使われている。