赤穂義士47人の名前をしたためた銘板と、書家の妻井昭二さん=赤穂市上仮屋
赤穂義士47人の名前をしたためた銘板と、書家の妻井昭二さん=赤穂市上仮屋

 第120回赤穂義士祭(14日開催)を前に、赤穂市在住の書家、妻井昭二さん(83)が四十七士の名前をしたためた銘板を、赤穂大石神社(同市上仮屋)に寄贈した。境内にはこれまで義士全員の名前を並べた看板はなく、参拝者らが立ち止まって「推し」の名を探すなど人気を集めている。(小谷千穂)

 長く同市加里屋で呉服店を営んでいた妻井さん。赤穂義士が主人公のNHK大河ドラマ「元禄繚乱(りょうらん)」(1999年)が放送される直前には、「義士浴衣」や「四十七士手拭い」を作って機運を盛り上げ、その後もグッズを考案してきた。2年前には店を「義士ふるさと館」に変え、関連資料や自身の書を展示して忠臣蔵ファンが語らえる場所にしている。