赤穂市砂子(まなご)の葬儀会館「あこう典礼館 花みずき」が昨年10月、地域のお年寄りが集まって音楽や会話を楽しむ交流カフェ「おかげさま」をオープンさせた。家族を失い1人暮らしになった遺族らの思いに触れる中、人と人とのつながりの必要性を実感して始めた。仕事の経験を生かして命の大切さを伝えつつ、誰もが安心して過ごせる居場所づくりに取り組んでいる。(小谷千穂)
認知症患者らが安心して過ごせる場所づくりとして、厚生労働省が推進する「認知症カフェ」の一環。赤穂市では、地域包括支援センターの専門職員も参加し、医療機関やデイサービス施設、公民館など計9カ所で開かれている。同カフェを葬儀業者が運営するのは県内では珍しい。