リビングになじむ紙製のひつぎ=神戸市中央区
リビングになじむ紙製のひつぎ=神戸市中央区

 墓標を立てずに土に返す墓「循環葬」を提唱、運営するスタートアップ(新興企業)の「at FOREST」(アットフォレスト、神戸市中央区)が、遺族が自宅で故人を静かにしのべるサービスを始めた。ひつぎは環境に配慮した強化段ボール製で、家庭のリビングになじむデザイン。火葬までの数日間を自宅で過ごしやすいよう、さまざまな工夫が凝らされている。

■ひつぎのふたが「メモリアルボード」に

 葬儀市場は新型コロナウイルス禍などから縮小傾向。少人数で執り行う「家族葬」が主流となっている。