兵庫県赤穂市は14日、市内の男性に成り済ました何者かに、誤って男性の住民票の写しを交付するミスがあったと発表した。
同市によると、6月25日、男性から「身に覚えのない消費者金融との取引に(自分の)住民票が使われている」と市に連絡があった。同市市民課が発行履歴を確認したところ、5月22日に同課窓口で、何者かが男性の運転免許証を提示して本人に成り済まし、住民票の交付を受けたとみられるという。男性は4月下旬に運転免許証の入った財布を紛失していた。
市は今月6日、男性宅を訪問して謝罪。11日に県警赤穂署へ被害届を提出した。同課は「提示された書類を厳格に確認し、再発防止に努める」としている。(橘高 声)