新型コロナウイルスワクチンの新たな接種が、20日から来年3月末まで実施される。「2023年秋開始接種」で、2回目までを受けた人(乳幼児は3回目)が対象となる。ただ、推奨されているのは高齢者や基礎疾患がある人に限られ、兵庫県内の市町では接種券を全員に送付するか、一部申請方式にするかなどで対応が異なる。希望者は、居住する自治体の配布方法を確かめる必要がある。
政府は新型コロナが感染症法上の5類に移行した後も、無料でワクチン接種を続けている。5月8日~9月19日の「23年春開始接種」では、65歳以上の高齢者と基礎疾患がある人、医療従事者らが、最多で6回目の接種を受けている。
秋開始接種では対象が大きく広がり、基礎疾患のない59歳以下の大人であれば、最多で5回目。高齢者などは最多で7回目となる。ただ、努力義務があるのは65歳以上と基礎疾患がある人のみ。各市町は接種券の配布についてそれぞれの判断で対応している。