地震の影響で天井の一部が崩落した鳥取県米子市役所=6日午後3時22分
 地震の影響で天井の一部が崩落した鳥取県米子市役所=6日午後3時22分

 「怖かった」「気持ちが落ち着かない」。6日午前の地震で、最大で震度5強を観測した鳥取県と島根県では市役所や病院の天井板が崩落する被害も。全国で唯一、県庁所在地に立地する島根原発のある松江市や周辺地域での繰り返す揺れに、住民は恐怖や不安を隠せなかった。

 鳥取県米子市では、市役所本庁舎の天井板が複数枚剥がれ、一部が職員の机に落下した。机の下に隠れていた職員の原慎一郎さん(37)は「明らかに揺れだけじゃない衝撃を感じた。何が起きているのか分からず怖かった」。天井板崩落は鳥取県境港市の鳥取県済生会境港総合病院でも発生。天井に水がしみ出し、一部が剥がれ落ちた。

 松江市や周辺では、地震の原発への影響を懸念する声も出た。原発から半径30キロ圏にある鳥取県境港市の高校教諭堀川貴哉さん(44)は、学校にいた生徒約30人を中庭に避難させた。東日本大震災の原発事故を念頭に「放射性物質という目に見えない脅威に襲われるかも、と考えると怖い」と落ち着かない様子だった。