兵庫県公安委員会は21日、山口組(神戸市灘区)と神戸山口組(同県稲美町)に対する特定抗争指定暴力団の指定を3カ月延長すると発表した。期間は10月7日~2024年1月6日で、延長は15回目。
15年8月に山口組の一部直系団体が離脱し、神戸山口組を結成後、抗争が続く。県公安委員会は20年1月、暴力団対策法に基づき、両組を特定抗争指定暴力団に指定した。
両組の活動を厳しく制限する「警戒区域」となっている神戸、姫路、尼崎市と、今年8月に追加された高砂市、稲美町では、組員が事務所に立ち入ることや、おおむね5人以上で集まることなどが禁止される。