コンクリート壁が崩落したトンネル内部を調べる西日本高速道路社員ら=13日午後、山陽自動車道尼子山トンネル(西日本高速道路提供)
コンクリート壁が崩落したトンネル内部を調べる西日本高速道路社員ら=13日午後、山陽自動車道尼子山トンネル(西日本高速道路提供)

 兵庫県相生、赤穂市にまたがる山陽自動車道尼子山トンネルで起きた火災に関連し、西日本高速道路は28日、トンネル復旧に向けた第2回技術検討会(委員長・砂金伸治東京都立大教授)を大阪市内で開いた。同社姫路高速道路事務所の吉田英樹所長は「復旧には少なくとも3カ月程度はかかる」との見解を示した。

 火災は5日に発生。トラックや乗用車など計23台を焼き、約40時間後に鎮火した。トンネル内は約400メートルにわたりコンクリート壁がはがれ落ちるなどし、播磨ジャンクション-赤穂インターチェンジ間の西行きで通行止めが続く。