「若い世代から『歴史をきちんと知り考える機会になった』という感想が届きうれしい」と話す朴壽南さん（右）と麻衣さん＝大阪市内
「若い世代から『歴史をきちんと知り考える機会になった』という感想が届きうれしい」と話す朴壽南さん（右）と麻衣さん＝大阪市内

　広島・長崎で被爆した朝鮮半島出身者や、軍艦島に連行された徴用工、日本軍の慰安婦の問題を記録してきた在日朝鮮人２世、朴壽南（パクスナム）さん（９０）＝神奈川県茅ケ崎市＝が、娘の麻衣さん（５７）＝同＝との共同監督でドキュメンタリー映画「よみがえる声」を制作、神戸市中央区元町通４の元町映画館で上映している。声なき人々の「声」を朴親子の人生に重ねて再構成した。（安藤真子）