西日本最大級の約200ヘクタールに約5万3800区画が広がる神戸市立鵯越墓園=神戸市北区山田町下谷上
西日本最大級の約200ヘクタールに約5万3800区画が広がる神戸市立鵯越墓園=神戸市北区山田町下谷上

 お墓を解体・撤去して埋葬された遺骨を取り出し、他の墓園や納骨堂に移す「改葬」が全国的に増えている。中でも、神戸市内の墓園では改葬件数が2018年度から3年連続で全国政令市最多となった。15年の市民アンケートでは、お墓を「守っていく」と答えた人が6割を占めたが、22年は3割に半減した。お墓を巡る諸事情や、時代に合わせた墓園の対応を取材した。(名倉あかり)

■予想を超える応募

 西日本最大級の約200ヘクタールに約5万3800区画が広がる同市立鵯越墓園(同市北区山田町下谷上)。神戸・三宮から車で20分ほどの丘陵にあって、神戸の町や海が見下ろせる。広大な敷地内を園内バスが走る。

 この園の北側に18年、整備されたのが、同市立墓園初となった合葬墓だ。広々とした通路の先にある丸みを帯びた無記名のモニュメントは「神戸の海と山と街並み」をイメージした。