宝塚歌劇団の俳優の女性が急死した問題で、直近1カ月の時間外労働を巡り、遺族側代理人は277時間の労働、歌劇団から依頼された弁護士は118時間の活動があったとする(撮影・中西幸大)
宝塚歌劇団の俳優の女性が急死した問題で、直近1カ月の時間外労働を巡り、遺族側代理人は277時間の労働、歌劇団から依頼された弁護士は118時間の活動があったとする(撮影・中西幸大)

 宝塚歌劇団の俳優の女性=当時(25)=が9月に急死した問題で、遺族の代理人側と、歌劇団から依頼を受けた弁護士の間で、死亡した女性を労働者とみなすかの見解が分かれている。直近1カ月間の時間外労働の認識を巡っては、代理人側は277時間の労働、弁護士の調査報告書は118時間の活動と算出し、隔たりがみられた。11月22日に西宮労働基準監督署が歌劇団に立ち入り調査し、詳しい事情を調べている。