神戸-FCソウル 後半、同点ゴールを決める神戸の大迫(右)=撮影・丸山桃奈
神戸-FCソウル 後半、同点ゴールを決める神戸の大迫(右)=撮影・丸山桃奈

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は11日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)などで東地区の決勝トーナメント1回戦第2戦があり、J1神戸はFCソウル(韓国)に2-1で逆転勝ちし、2戦合計3-1として準々決勝に進んだ。8強入りは2022年のACL以来。

 気持ちのこもった戦いを見せた神戸が、逆転勝ちで8強入りを決めた。2戦合計1-1の後半、「絶対に点を取る」と心に決めて出場した大迫が大仕事をやってのけた。

 33分。自身の左クロスが流れたが、広瀬がライン際で滑り込んでボールを残し、武藤が右クロスを上げた。遠いサイドで待つ大迫が競り勝ち、右足で押し込んでゴール。大歓声を浴びた。

 大迫は京都とのJ1百年構想リーグ開幕戦で、前半にアシストを記録したが、筋肉系の負傷で交代。その後は欠場が続き「チームに迷惑をかけた」。4日のFCソウルとの第1戦で約1カ月ぶりに実戦復帰したばかりだった。

 前半20分に失点する嫌な展開。後半も押し込まれたが耐え、好機を増やした。同点弾の前には、広瀬の右クロスに大迫が頭で合わせ、右ポストに直撃。再び訪れた好機をだった。終盤には井手口が相手の隙を突き、浮き球の得点で続いた。

 1年前は2-0で臨んだ敵地で3失点し、逆転負け。ショックは計り知れなかった。だが「神戸に必要な経験だった。同じ轍(てつ)を踏まないように」と山川。1次リーグを2位通過し、第2戦をホームで迎えた地の利も生かした。

 「去年の悔しさを晴らせた」と大迫。「神戸が強いチームであることを証明したい」と準々決勝を見据えた。(井川朋宏)