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 発生から2カ月が過ぎた能登半島地震の被災地から兵庫県に身を寄せる被災者がいる。石川県輪島市から小野市に家族で避難した鮓井(すしい)伸和さん(41)もその一人だ。伝統の輪島塗箸(わじまぬりばし)を中心に製造・販売し、約100年の歴史を持つ「鮓井商店」の4代目。地震で店舗と工房は全壊したが、「あきらめかけている同業者らの希望になりたい」。インターネットで支援金を募るクラウドファンディング(CF)で再起を誓う。