兵庫県は２０２４年度、進学や就職を機に施設や里親から離れる若者「ケアリーバー」の専門相談窓口を拡充し、理解のある「応援企業」を認定するなど、施設の入所中から退所後まで切れ目ない支援を目指す。
国は、小学生の習い事の月謝代などとして１人５千円を施設に支給する方針で、県はこれとは別に学習塾代に上限８千円を補助。「学習習慣を後押しして進学も含めた選択肢を広げたい」とする。ただ、送迎が必要な場合の担い手など課題もある。
退所後、仕事や生活、金銭面の悩みを相談できる専門相談窓口を拡充する。現在、県児童養護連絡協議会内に支援コーディネーターら２人を置いて応じているが、就労支援相談員を新たに配置する。
