生理痛の疑似体験をする男性(右から2人目)。スイッチを入れると次第に複雑な表情を見せた=神戸市中央区三宮町1
生理痛の疑似体験をする男性(右から2人目)。スイッチを入れると次第に複雑な表情を見せた=神戸市中央区三宮町1

 生理痛や更年期症状など、女性特有の健康課題に対する企業や市民の意識が年々高まりつつある。男女間や個人によって不調の程度や知識に差があり、長らくタブー視されてきたが、近年は生理休暇を有休化する会社も増加。「フェムケア」などと呼ばれる関連市場も急成長している。神戸市が開催したヘルスケアに関するワークショップに参加し、現状と課題について考えた。(久保田麻依子)