神戸市中央区のマンションで8月、住人の女性をナイフで刺して殺害したなどとして、神戸地検は11日、殺人とストーカー規制法違反などの罪で、住所不定無職、谷本将志容疑者(36)を起訴した。地検は事件当時の精神状況を調べるために約3カ月間の鑑定留置を行い、今月8日に終了。結果を踏まえて、刑事責任を問えると判断した。
起訴状によると、8月20日午後7時20分ごろ、神戸市中央区のマンションのエレベーター内で、殺意を持って、会社員の女性(24)の左胸などをペティナイフ(刃渡り約12・5センチ)で数回突き刺して殺害したとされる。
また、同月18~20日、朝と夕方に女性の勤務先周辺などで計5回つきまとったほか、同日夕、退社した女性の後ろを歩き、同じ電車に乗るなどして約55分にわたって自宅マンションまで追尾。オートロックのドアが閉まる前にすり抜ける「共連れ」でマンションに侵入したとされる。
地検は谷本被告の認否を明らかにしていない。捜査関係者によると、兵庫県警の逮捕後の調べに「言うことを聞かせようとして叫ばれたから刺した」と話す一方で、殺意については「あったかわからない」と供述していたという。
捜査関係者によると、谷本被告は事件直後に新神戸駅で東京方面行きの新幹線に乗車したという。兵庫県警は全国に指名手配し、2日後の同月22日に東京都奥多摩町で逮捕された。























