兵庫県尼崎市は26日、市立水堂保育所(水堂町2)で、23日のおやつの時間に賞味期限が切れた牛乳を誤って提供したと発表した。4歳児6人、5歳児10人の計16人が飲んだが、現時点で体調不良の子は確認されていない。
市保育運営課によると、提供されたのは紙パックに入った200ミリリットルの牛乳で、賞味期限から2日が経過していた。保育士が気付いて全園児の飲用を中止したが、すでに半分ほど飲んでいた園児もいたという。
牛乳は週に1~2回のペースで発注して冷蔵庫で保管しているといい、普段は調理師や保育士が賞味期限を目視で確認しているが、23日はできていなかった。発注数などを記録する管理簿には賞味期限を記載する欄はないという。
同課は「管理システムの見直しを検討し、調理師や保育士など職員全体で賞味期限を必ず確認することを徹底し、再発防止に努める」としている。(村上貴浩)