工事事業者が突然自宅を訪問し、「屋根の瓦がずれている」などと不安をあおって工事や修理の契約を迫るトラブルが急増している。兵庫県立消費生活総合センターによると、今年4~6月に受けた相談は111件で、前年同期(59件)の約1・9倍。同センターは4月に県南部でひょうの被害が発生したことも含め「台風や記録的な大雨の後には同様のトラブルが増加する可能性が高い」として注意を呼びかけている。
同センターは2023年4月~24年6月、訪問販売をきっかけにした屋根の工事や修理に関する相談を361件受けた。このうち約8割は既に契約済みで、60~70代が約40%、80歳以上が約35%を占めた。