血液検査の結果について説明する小泉昭夫京都大名誉教授(左)=3日午前、明石市東仲ノ町
血液検査の結果について説明する小泉昭夫京都大名誉教授(左)=3日午前、明石市東仲ノ町

 明石川上流の水路から発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、流域に住む明石市民33人の血中濃度を調べたところ、約半数が健康へのリスク増加が懸念される米国の指針値を上回ったことが分かった。調査した市民団体「明石川流域のPFAS汚染を考える会」と京都大の小泉昭夫名誉教授(環境衛生学)が、3日明らかにした。

 明石川などが水源の東部配水場、中部配水場から水道水を供給する地域に10年以上暮らす15~83歳の男女を対象に調査した。