神戸ポートタワー(神戸市中央区)で4日、昨年4月のリニューアル後の入場者数が100万人を突破した。三重県尾鷲市から旅行で訪れたNPO法人職員の東美沙さん(48)が節目の入場者となり、記念品が贈られた。
ポートタワーは1963年に開業。耐震改修で2021年9月から営業を休止していた。改装後は、地上約100メートルに屋上デッキを新設。神戸港や六甲山などの景観を一望できる。
運営を担う通販大手フェリシモ(同市中央区)によると、改装前は約3年間の入場者が100万人だったといい、比較すると集客ペースは約2倍になっている。人気アニメやアーティストとのコラボイベントを継続的に実施していることが奏功しているという。
4日は100万人突破を知らせるアナウンスとともに、展望5階でセレモニーが開かれた。東さんには100万人と描かれたプレートなどの記念品が手渡された。
東さんは以前、タワーが改修中の時に神戸を訪れ、上れなかったという。「初めて中に入って、きれいな紅葉が見られて満足。記念すべき日に来場できてうれしい」と話していた。(中村有沙)

























