兵庫県の斎藤元彦知事らの告発文書問題を巡り、県議会最大会派の自民党(37人)と公明党(13人)、ひょうご県民連合(9人)、共産党(2人)と無所属議員4人は12日、斎藤知事に辞職するよう申し入れる。知事は11日午後の定例会見で改めて辞職を否定。これに先立って第2会派、維新の会(21人)は、知事に辞職と出直し選挙を申し入れており、全県議86人が辞職を求める状況になった。
会見では3年前の知事選で支援を受けた自民、維新の県議に辞職を求められる事態に「大変申し訳ない。自分自身に対して悔しい」と涙ぐむ場面もあった。知事が辞職しない場合、自民と維新、公明、ひょうご県民連合は、県議会9月定例会に不信任決議案を提出することを検討している。