自らの不信任決議案が可決され、報道陣の囲み会見に応じる斎藤元彦知事=19日午後、神戸市中央区、県公館(撮影・長嶺麻子)
自らの不信任決議案が可決され、報道陣の囲み会見に応じる斎藤元彦知事=19日午後、神戸市中央区、県公館(撮影・長嶺麻子)

 パワハラ疑惑など兵庫県の斎藤元彦知事らを告発した文書を巡る問題で、半年間にわたり混乱と空転が続く兵庫県政。県議会全会一致による不信任決議可決という史上例を見ない事態に、「早く職を辞すべきだ」と知事を批判する声が大勢を占める一方、「頑張れ」と擁護する声も聞かれ始めた。知事選か、県議選か。知事の選択によっていずれかが実施される。県民はこの問題をどう捉えたらよいのか。地方自治の専門家2人に聞いた。(前川茂之、門田晋一)