陸上自衛隊伊丹駐屯地=伊丹市緑ケ丘7
陸上自衛隊伊丹駐屯地=伊丹市緑ケ丘7

 誤って備品の宿泊用テントを燃やしたとして、陸上自衛隊伊丹駐屯地(伊丹市緑ケ丘7)は8日、第36普通科連隊に所属する27歳と26歳の男性陸士長を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 同駐屯地司令業務室によると、2人は4月19日午後10時ごろ、駐屯地外の演習場の宿泊用テント内で、火がついたままの石油ストーブに灯油と誤ってガソリンを入れたという。その後、炎が上がり、テント側面や床部分を燃やした。けが人はなかった。

 同室によると、2人は本来、火を消した後に注油すべきところを消さずに注いだ上、ガソリンと灯油を識別するために缶に貼られていたシールの確認も怠ったという。火はその場にいた隊員らが消火器などを使って消し止めた。けが人はなかった。同駐屯地は2人が特定されるとして、どの演習場で火災があったかは明らかにしていない。(池田大介)