兵庫県尼崎市は11日、市立園田保育所(御園1)で、賞味期限から約5カ月過ぎたみりんを誤って7日の給食に使用したと発表した。みりんで調理した炊き込みご飯を0~5歳児の計98人が食べたが、体調不良の子は確認されていない。
市保育運営課によると、1・8リットルのペットボトル容器に入ったみりんのうち、誤って約100ミリリットルを使用した。容器は調理室の棚に保管されており、7日まで未開封だった。8日午後に調理師が献立の日誌を見て気づいたという。
同市内では別の保育所で8月に、賞味期限が切れた牛乳を誤って提供する事案が発生。同市は当日納入された生鮮食品以外の食品について、使用する前に調理師や保育士が必ず2人一組で賞味期限を確認するよう市内全15カ所の市立保育所に通知していたが、7日はできていなかった。
同課は「保育所の管理職も含めて定期的に在庫食品の賞味期限を確認するよう徹底し、再発防止に努めたい」としている。(地道優樹)