優勝を喜ぶヴィッセル神戸のサポーターら=23日午後、東京都新宿区、国立競技場(撮影・斎藤雅志)
優勝を喜ぶヴィッセル神戸のサポーターら=23日午後、東京都新宿区、国立競技場(撮影・斎藤雅志)

 創設30年目で、昨季のリーグ初優勝に続いて三つ目のタイトルを手にした。サッカー天皇杯全日本選手権で5大会ぶりの優勝を飾ったヴィッセル神戸。阪神・淡路大震災が発生した1995年の発足時からチームを見守り、創生期や低迷期に2度指揮を執った元監督や、古参サポーターは「隔世の感がある」と感慨を込めた。

 クラブ誕生当時、選手育成などに携わった加藤寛さん(73)はヴィッセルの初練習が予定された1月17日、神戸市灘区のマンションで震災を経験。直後に避難所になった神戸高校で、チーム運営の知識を生かして自治組織をつくり、避難住民から「村長さん」と呼ばれた。