適時打に沸き上がるスタンドの阪神ファンら=日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎(撮影・風斗雅博)
適時打に沸き上がるスタンドの阪神ファンら=日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎(撮影・風斗雅博)

 阪神の2軍新球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」(兵庫県尼崎市)が1日に開業し、オープニングゲームとして春季教育リーグの広島戦が開催された。記念セレモニーもあり、スタンドを埋め尽くした阪神ファンら約4千人が祝った。

 球場を含む2軍の新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」は脱炭素を掲げ、使用電気の多くを太陽光発電などで賄う。グラウンドの形状などは西宮市の阪神甲子園球場と同規格で、バックスクリーンの発光ダイオード(LED)ビジョンでは大迫力の映像を楽しめる。

 セレモニーでは、阪神の選手が入場すると観客が大きな拍手。その後、姫路市出身の演歌歌手丘みどりさんが君が代を独唱し、昨季まで1軍監督を務めた岡田彰布オーナー付顧問が始球式を務めた。平田勝男2軍監督は「若い選手たちがはつらつとしたプレーを見せるので期待してほしい」などとあいさつした。試合は5-5で引き分けた。(池田大介)