私有の携帯電話で業務データを取り扱ったとして、陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市緑ケ丘7)は7日、中部方面総監部の1等陸尉(46)を同日付で停職2日の懲戒処分としたと発表した。
同駐屯地によると2024年10月30日、1等陸尉は内規で私用の記録媒体での記録が禁止されているにもかかわらず、業務に関する上司の指導を自分のスマートフォンに記録したという。記録する場面を目撃していた同僚隊員の報告で発覚。外部への流出はなかった。陸上自衛隊は1月から運用を変更し、処分を受けた人の性別を明らかにしていない。
中部方面総監部幕僚長の相園和宏陸将補は「今後このような事案を起こさないように教育を徹底し、再発防止に取り組んでいく」などとコメントした。(池田大介)