東日本大震災の発生から14年となった11日、神戸市中央区の東遊園地で、犠牲者を追悼する行事があった。約1500個のキャンドルを並べて「3・11 よりそう」の文字が作られ、参列した人たちが震災の発生時刻に黙とう。阪神・淡路大震災から30年となった被災地から、東北に向けて祈りをささげた。
NPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り(HANDS)」が主催。会場では、ボランティアの人たちが次々とキャンドルを置いていった。東日本大震災が発生した午後2時46分には、集まった人たちが東北の被災地を思い、静かに目を閉じた。
阪神・淡路大震災で被災し、自宅が半壊となった神戸市長田区の女性(58)は「阪神・淡路も東日本も忘れない。災害への備えと、命の大切さを再確認する日にしたい」と話していた。(杉山雅崇)