青空とピンクのコントラストが鮮やかだ。
桜博士とも呼ばれた故笹部新太郎氏の邸宅跡「岡本南公園」(神戸市東灘区岡本5)で、同氏が大切にしていた桜の開花が一気に進み、閑静な住宅街の一角が春色に染まっている。
神戸市が邸宅跡を買い取り、1981年に公園に整備。ササベザクラをはじめ、オカモトザクラやエドヒガンなど10種約30本が、1200平方メートルに立ち並ぶ。
園内には小川が流れ、ベンチに座って色づいた花々をめでることもできる。陽気に誘われて訪れた家族連れやカップルが、桜を背に記念撮影を楽しんでいた。
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春到来。県内各地の桜を紹介する。(笠原次郎)