任期満了に伴う伊丹、宝塚市長選が6日に告示された。いずれも現職が退任を表明しており、新人同士の対決となる。両市長選とも13日に投開票される。
伊丹市長選には、いずれも無所属の元兵庫県議中田慎也氏(43)▽元市議高橋有子氏(46)▽学習塾経営茶谷英明氏(58)-の3人が届け出た。子育て・教育支援などが争点となる。
中田氏は5期20年を務めた現職藤原保幸氏の市政継承を打ち出す。6日には藤原氏らの来援を受けた。高橋氏の元には立憲民主党県連の桜井周代表代行や連合関係者が駆け付け、労働組合の後ろ盾が見込まれる。茶谷氏は斎藤元彦知事への支持を明確に主張。斎藤知事を応援する地方議員らが選挙戦を支える。
宝塚市長選には、いずれも無所属の元市議大川裕之氏(50)=自民、維新推薦▽元県議小西彦治氏(53)▽小児科医森臨太郎氏(54)-の3人が立候補した。山崎晴恵市長は1期限りで退任する。市は深刻な財政難に陥っており、再建策などが論戦のテーマとなる。
大川氏の第一声には、自民党、日本維新の会の国会議員が並び立った。森氏は政党推薦は得ていないが、立民、共産党、社民党の地方議員が応援し、国民民主党の衆院議員も駆け付けた。小西氏は独自の戦いを展開する。(金 旻革、池田大介)
■伊丹・宝塚市長選の立候補者は こちら