初当選が確実となり、支援者らと握手を交わす喜ぶ中田慎也氏(中央)=伊丹市中央4(撮影・吉田敦史)
初当選が確実となり、支援者らと握手を交わす喜ぶ中田慎也氏(中央)=伊丹市中央4(撮影・吉田敦史)

 任期満了に伴う伊丹市長選は13日投開票され、無所属新人の元兵庫県議中田慎也氏(43)が初当選した。いずれも無所属で新人の元伊丹市議高橋有子氏(46)と、学習塾経営茶谷英明氏(58)を退けた。中田氏は「伊丹の発展と活性化に尽くしたい」と語った。

 投票率は36・84%。前回(34・45%)から2・39ポイント上がったが、過去5番目に低い水準となった。

 県議で自民党会派に所属した中田氏は、5期20年で退任する現職藤原保幸氏の施政方針を受け継ぐ姿勢を強調。選挙戦では、習い事の公費負担制度導入や大阪(伊丹)空港での国際便の就航実現などを訴えた。

 立憲民主党の国会議員らが支援した高橋氏は弱者に寄り添う市政を、茶谷氏は斎藤元彦兵庫県知事との連携などを訴えたが、及ばなかった。(金 旻革)

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