今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に28日、公明党現職の高橋光男氏(48)が再選を目指して立候補すると表明した。神戸市内で会見し「与党の現職として米の値上がりなど物価高対策に取り組み、兵庫と世界をつなぐ役割を果たしたい」と意欲を示した。
高橋氏は兵庫県宝塚市出身で、大阪外国語大(現大阪大)中退、中央大法学部卒業。2001年に外務省に入り、ブラジルの日本大使館などで勤務した後、19年の参院選で初当選を果たした。23、24年に農林水産政務官を務めている。
高橋氏は「政務官時代に米の値上がりで大変厳しい声をいただいたが、備蓄米の放出を実現した。与党の責任として追加放出や増産で米を安心して買えるようにする」と強調。外交官経験を生かして「農産物を海外に売り込み、兵庫の価値を高めたい」とも訴えた。自民党の推薦も決まっている。
兵庫選挙区では他に自民党現職の加田裕之氏(54)も改選を迎える。これまでに日本維新の会の新人吉平敏孝氏(44)、共産党新人の金田峰生氏(59)、国民民主党新人の多田ひとみ氏(44)、れいわ新選組新人の米村明美氏(65)、参政党新人の藤原誠也氏(36)、無所属新人で前明石市長の泉房穂氏(61)が立候補を表明している。(井沢泰斗)

























