神河町上小田のスキー場「峰山高原リゾートホワイトピーク」で27日、今季の営業が始まった。12月中旬に気温が上がり、オープンを1週間延期。今後気温が下がるまでは、一部コースのみ開く。初心者や家族連れをメインターゲットに、年々利用者数を伸ばしており、運営会社の社長は「これまで通りのサービスを続けたい」と話す。
同スキー場は2017年にオープンし、県内では最も新しい。ウェアなどのレンタル品をこまめに更新するなど清潔感を重視し、リピーターを呼び込む。今季は3月中旬までの営業を予定しており、3コースあるうちの1コースと、雪遊びができるキッズパークから営業を始めた。
インフルエンサーによる発信など交流サイト(SNS)も効果的に活用し、昨年の利用者数は過去最高の6万9147人を記録した。一方、スキー場までの山道では渋滞などの混雑が起きたため、今年はJR寺前駅からの送迎バスを交通量の多い時間帯からずらすなど対策した。
またスマートフォンで1日リフト券を事前購入すると、現地でチケットと交換せず、スマホを持つだけでリフトゲートを通過できるシステムを試験的に導入する。
スキー場を運営するMEリゾート播磨の正垣努社長(48)は「今シーズンは冬季五輪も開催されるため、ウインタースポーツの機運が高まるはず」と期待を寄せた。(喜田美咲)
























