淡路市長選の選挙期間中、交流サイトXには村田沙織氏に関する投稿があふれた
淡路市長選の選挙期間中、交流サイトXには村田沙織氏に関する投稿があふれた

 兵庫県知事の斎藤元彦が再選した昨年11月の知事選では、交流サイト(SNS)で大量の投稿が出回り、「バズる(急激に拡散される)」と呼ばれる現象が熱狂を巻き起こした。国内外の選挙でSNSの存在感が高まっていく中、あの経験は私たち県民にどんな影響をもたらしているのだろう。4月にあった県内各地の市長選を取材した。(連載取材班)

 人口約4万人のまちの選挙は、4年前と大きく様変わりした。

 4月20日に告示され、6選を目指す現職に新人2人が挑んだ淡路市長選。交流サイト(SNS)を中心とするインターネット空間での戦いは、日本保守党推薦の新人村田沙織(52)の独壇場だった。