夏鳥で腰部分にれんが色が見られる「コシアカツバメ」が、今年も兵庫県丹波篠山市北部のゴルフ場「オータニにしきカントリークラブ」にやってきた。軒下などに営巣し、赤や青、緑色の雨傘が掛かるカラフルな世界を飛び回っている。
全長18・5センチと一般的なツバメよりも大きい。同ゴルフ場では毎年、数百羽が渡ってくるといい、10年ほど前からふんよけに雨傘を設置。利用客に配慮しつつ、ツバメの子育て環境を守っている。
個々に好みや気分があるのか、ツバメたちは空を舞っては傘を変えて羽休め。グリーンへ向かうゴルフ客を眼下に、「ジュリリ、チュー」と愛らしい声を響かせていた。(秋山亮太)