「有隣学園」の同窓生らと歓談する籔内義和さん(左から2人目)=三木市志染町青山5(撮影・斎藤雅志)
「有隣学園」の同窓生らと歓談する籔内義和さん(左から2人目)=三木市志染町青山5(撮影・斎藤雅志)

 太平洋戦争中に両親と祖父母を亡くし、孤児になった籔内義和さん(89)は、三木市の女学校を間借りしてできた孤児の収容施設「有隣(ゆうりん)学園」に入園した。

 同窓会名簿を見せてもらう。入園は1945年10月。最初の園生だった。その後、共同生活をする仲間は十数人になる。