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 交流サイト(SNS)が幅広い世代に利用され、昨年の能登半島地震や今年7月の参院選では虚偽や真偽不明の情報拡散が問題となった。SNSにあふれる情報に利用者はどう向き合うべきか。中央大学文学部の安野智子(やすのさとこ)教授(55)=社会心理学=は「偽情報を見抜くことは非常に難しい。違和感のある情報に接したら、まずは拡散を踏みとどまってほしい」と強調する。(聞き手・田中宏樹)