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 任期満了に伴う神戸市長選が、12日に告示される。これまでに現職と新人の計4人が立候補を表明。前回、前々回は衆院選と同日選だったため、今回は12年ぶりの市単独選挙になる。投開票日は26日。

 立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、現職の久元喜造氏(71)=自民県連、立民県連、国民県連、公明推薦▽新人で兵庫労連事務局長の岡崎史典氏(56)=共産推薦▽新人でニュース分析会社社長の木島洋嗣氏(50)▽新人で元神戸市議の五島大亮氏(48)。

 三宮や臨海部のウオーターフロント、王子公園の再整備のほか、三宮周辺のタワーマンション建設規制など、久元氏による3期12年の市政運営への評価が争点となる。進行する人口減少への対応や、神戸空港の国際化を受けた経済活性化策、来年9月に予定される市立中学部活動の地域展開(地域移行)の在り方なども問われる。

 衆院選と同日選だった前回の投票率は、過去2番目に高い53・79%を記録した。今回は東灘、北区の市議補選(17日告示、各欠員1)との同日選となるが、市単独選挙となることで投票率も注目される。(斉藤正志)

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