公明党の斉藤鉄夫代表が自民党との連立政権からの離脱を表明し、兵庫県関係議員にも衝撃が広がった。「政治とカネ」問題で両党の溝は埋まらず、四半世紀続いた選挙協力も「白紙」に。公明が議席を維持する衆院兵庫2区(神戸市兵庫、北、長田区、西宮市の一部)と8区(尼崎市)をはじめ、兵庫はとりわけ自公の相互協力が深化しており、選挙への影響を測りかねて懸念する声が上がる。
公明で大臣ポストに就く中野洋昌国土交通相は衆院兵庫8区の選出。「党内でいろんな意見が出た」と認めた上で、自民との選挙協力は「急に敵対関係になるわけではない。同じ考えを持つ人たちと政策ごとに連携する形になるのではないか」と述べた。