神戸市外国語大学(神戸市西区)は10日、英語検定試験「TOEIC IP」の案内を学生にメールで一斉送信した際、誤って宛先として学生569人分のローマ字表記の氏名と、大学が発行した学生用アドレスを表示した状態で送ったと発表した。
市外大によると、誤送信が起きたのは試験の業務を委託する市外大消費生活協同組合が6日に送った2件のメール。本来は受信者に他者のアドレスを表示しない「BCC」欄に入力して送信するはずだったが、誤って全員が表示される「CC」欄で送ってしまったという。
市外大は学生に謝罪するとともに、メールの削除を依頼。今後、不正利用が疑われる事案が発生した場合の相談窓口も案内した。9日時点で学生からの相談はないという。(井沢泰斗)