日本維新の会の兵庫県組織「兵庫維新の会」は12日、幹事長の青山暁(さとる)県議(65)が辞任したと発表した。後任は、副代表の和田有一朗衆院議員(60)が兼務する。青山氏については、セクハラを受けたとの相談が県職員の女性からあり、青山氏は否定しているが、職務に専念できる状況ではないとして9月末に本人が辞任を申し入れたという。
兵庫維新によると、2023年に青山氏と食事した県職員の女性から、青山氏にセクハラ行為を受けたとの相談があったという。青山氏が否定するなど、説明内容が双方で食い違うことなどから、兵庫維新は口頭注意にとどめていた。維新県議団は、青山氏にこの職員と業務外で接触しないという趣旨の誓約書を書かせていた。
この問題は、増山誠県議がユーチューブで流したことで表面化した。青山氏は取材に対し、「全くの事実無根。食事に1回行ったのは事実だが、業務上必要だったもの」と述べ、増山氏に対して法的措置を検討していることを明らかにしている。
兵庫維新の金子道仁代表は「もしセクハラが認定されることがあれば、厳正に処分する」と話した。