立花孝志容疑者が身柄を拘束されているとみられる兵庫県警本部前には報道陣の姿があった=9日午前11時31分、神戸市中央区下山手通5
立花孝志容疑者が身柄を拘束されているとみられる兵庫県警本部前には報道陣の姿があった=9日午前11時31分、神戸市中央区下山手通5

 立花孝志氏は元参院議員でもあり、さまざまな形で政治活動を活発に継続している人物。立件する場合は社会的影響も大きい。警察としては当然、相当慎重に捜査を進めてきたはずだ。兵庫県警だけの判断でなく、警察庁にも報告・助言を求めているだろうし、検察庁とも最高検を含め、了承を得た上で、逮捕に踏み切ったとみるのが自然かつ合理的だ。生前の名誉毀損(きそん)に関して言えば、検察庁も起訴できる可能性が高いと判断して、逮捕を了承したのだろう。