大砲の実弾射撃訓練中に砲弾を弾着区域外に着弾させたとして、陸上自衛隊姫路駐屯地(兵庫県姫路市峰南町)は10日、中部方面特科連隊に所属する隊員6人を同日付で停職や減給などの懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、2月3日、敷地内の演習場で、1等陸曹(41)ら4人が大砲の実弾射撃の訓練をしていた際、安全確認などの基本動作を怠って火薬を2重に装填し、砲弾を弾着区域外に着弾させたという。着弾したのは演習場内で、けが人はいなかった。
同隊の2等陸佐、1等陸尉も指導、監督が不十分だったとして処分を受けた。6人は同駐屯地の調べに対し「深く反省しています」などと話しているという。
訓練中に撮影していた映像を確認し、発覚した。同隊長の奥村啓介1等陸佐は「武器を取り扱う自衛隊としてあってはならない。全隊員に対して再指導、再教育を徹底する」とコメントした。
























