業務上の支払いを私費で賄うなど不適正な処理をしたとして、兵庫県川西市は市議会事務局に所属する男性主任（３３）を停職１カ月の懲戒処分とした。
市によると、主任は２０２３年、同年分のソフトウエア使用料８８００円の請求を業者から受けていたにもかかわらず、正規の手続きに間に合わず私費で支払ったという。その後、支払い履歴がないことが発覚したが、私費で払ったことを隠すため、虚偽の書類を作成して市に２３年分として支出させ、業者には２４年分として充当させたという。２５年４月に前年分の支払いがないことから発覚した。
このほか、２４年５月～２５年７月、公用パソコンで小説投稿サイトなどを約７３７時間閲覧したとして、土木部道路管理課の男性主査（５５）を停職１カ月の懲戒処分にした。職務専念義務違反と認められる閲覧は約３６４時間に上り、主査は相当する約１０５万円を返還するとしている。２４年以降に課長から３回注意を受けたが改めなかったため処分した。
管理監督責任として、上司の土木部長を訓告処分とした。
処分はいずれも今月２５日付。（池田大介）
