一東書道会の作品展。今年は初めて、半切や全懐紙など小さなサイズの作品も並ぶ=神戸市灘区原田通3、原田の森ギャラリー
一東書道会の作品展。今年は初めて、半切や全懐紙など小さなサイズの作品も並ぶ=神戸市灘区原田通3、原田の森ギャラリー

 かな書の鍛錬に励む「一東書道会」の全国書道展(神戸新聞社など後援)が22日、神戸市灘区原田通3の原田の森ギャラリーで始まる。全国から集まった約300点が並び、かな書の表現の幅広さを味わえる。23日まで。

 同会は同市兵庫区に本部を置き、全国に約800人の会員がいる。かな書の普及を目的に年に1回、約40人の審査員たちが作品を選び、全国書道展を開く。

 例年、横が1メートル以上ある大きな作品や巻物が多かったが、今年は初めて、全懐紙や半切といった小さな作品コーナーを設けた。金粉や、葉の模様を付けるなど紙にこだわった作品も会場を彩る。同会の長井素軒理事長(78)は「作者が込めた気持ちを感じ取って、お気に入りの作品を見つけてほしい」と呼びかける。

 入場無料。午前10時~午後5時(23日は午後4時まで)。長井理事長TEL090・7495・7611(尾仲由莉)

 主な入賞者は次の通り。

(県内関係分、敬称略)