ルノワールが花束や母子像を描いた作品、その素描が並ぶ会場=神戸市東灘区向洋町中2、神戸ファッション美術館
ルノワールが花束や母子像を描いた作品、その素描が並ぶ会場=神戸市東灘区向洋町中2、神戸ファッション美術館

 西洋美術を紹介する特別展「やすらぎの近代絵画-ユニマットコレクション ミレーからワイエスまで-」(神戸新聞社など主催)が22日、神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2)で開幕する。21日、内覧会があり、報道陣に88点が公開された。

 オフィスのコーヒーサービスや介護などの事業を展開する「ユニマットグループ」の創業者高橋洋二さんが収集したコレクションから「やすらぎの美」をテーマに厳選された。

 田園や農民などを好んで描いたミレーらバルビゾン派の写実的な作品群に始まり、ルノワールら印象派の絵画、「エコール・ド・パリ」の画家藤田嗣治が名声を得た、乳白色の肌の裸婦画などが並ぶ。

 また、国内では数少ないエドガー・ドガが踊り子たちを描いた作品や近年、国際的に人気が高まっている米国の現代画家アンドリュー・ワイエスによる緑豊かな風景画も楽しめる。

 来年1月18日まで。千円。午前10時~午後6時。月曜と12月29日~1月3日は休館(ただし11月24日、1月12日は開館し、翌日休館)。同館TEL078・858・0050(津田和納)