文部科学省の2024年度の「児童生徒の問題行動・不登校調査」で、兵庫県内の公立学校でのいじめ認知件数は、過去最多の3万6193件(前年度比2471件増)に上った。いじめはどうしたら、防ぐことができるのだろう。神戸の中学生が小学校に出向いて「いじめ防止」の出前授業を行い「自分ならどうするか」を一緒に考えた。(鈴木久仁子)
■県内公立校、最多の3万6千件超認知
丸山ひばり小学校(神戸市長田区西丸山町3)の4~6年生を対象に授業をしたのは、雲雀丘中学校(同市長田区雲雀ケ丘1)の1~3年の11人。まず事前に作ってきた「いじめ事例」の動画を流した。

























