署長感謝状を受けた坂田菜見さん=但陽信用金庫高砂西支店
署長感謝状を受けた坂田菜見さん=但陽信用金庫高砂西支店

 窓口対応で詐欺被害を未然に防いだとして、高砂署は15日、但陽信用金庫高砂西支店(高砂市曽根町)に署長感謝状を贈った。来店した女性が振込先を確認する際に、手書きのメモを見ていることに、職員の坂田菜見さん(24)が違和感を抱き、声をかけたことが功を奏したという。

 同署などによると、昨年12月11日午後、市内の高齢女性(77)が同店の窓口を訪れ、法人名義の口座へ27万5千円の振り込みを希望した。同信金では10万円以上を振り込む場合、詐欺防止などのために振り込みに訪れた人が本人かどうか確認している。

 坂田さんが女性に用途を尋ねると、株式投資セミナーの受講料名目と回答。所定の用紙を案内したところ、女性が振込先の情報を参照するために手書きのメモを取り出した。

 通常、振り込みを希望する人の多くは、印刷された紙を見ながら記入する。また、振込先の名前の漢字を、女性が把握していなかったため、坂田さんは上司の本吉賛臣(よしたか)さん(43)に相談。本吉さんが詐欺の可能性を伝えたが、女性が振り込みを強く希望したため、高砂署に通報し、駆け付けた同署員が説得した。

 坂田さんは「普段からアンテナを張り、振り込みの用途に注意してきたことが役立った。これからも注意を続けたい」とした。同署の広瀬久恭署長は「職員さんの防犯意識が詐欺を防いだ。これからも地域と連携して詐欺を撲滅したい」と語った。(斎藤 誉)