思わず笑ってしまう、刺激的な乗り心地のカーレーター=神戸市須磨区西須磨、須磨浦山上遊園
思わず笑ってしまう、刺激的な乗り心地のカーレーター=神戸市須磨区西須磨、須磨浦山上遊園

 その揺れは想像を超えてくる。乗客は驚き、思わず笑ってしまう。日本一の乗り心地の悪さを掲げる、須磨浦山上遊園(神戸市須磨区)のカーレーターが18日で60周年を迎える。

 営業を開始した1966(昭和41)年当時の面影を大いに残す乗り物。回転展望閣など、同園一帯が醸す昭和レトロ感とともに人気を集め、近年は若い世代の来園が増え、外国人観光客の姿も絶えない。

 ロープウエーの鉢伏山上駅と同園内の山頂を結ぶ全長91メートルは、まさにアトラクションだ。2人乗りのかごは25度の勾配をゆっくり進み、時折、激しい縦揺れが襲う。クライマックスは終点直前。「まもなく振動が強くなる場合があります」。注意書きに胸が高鳴る。

 「メンテナンスはしっかり」(担当者)と安全第一のカーレーター。還暦を迎えてなお、乗客の笑顔を揺らし続ける。(丸山桃奈)